第45回 年次大会が早稲田大学にて開催
● 2024-10-01
第45回年次大会が早稲田大学にて開催
2024年(令和6年)9月21日(土)~22日(日曜日)に、日本フェノロサ学会第45回年次大会を早稲田大学文学部36号館682教室にて、対面及びオンラインにて開催致しました。
1日目、21日は佐藤道信副会長の挨拶で開会し、その後、総会で事業報告、会計報告、今年度の活動予定などが報告され、参加者の満場一致で承認されました。
今年は5名の研究発表がありました。
山本陸人さん(帝京大学大学院文学研究科日本史。文化財学専攻博士前期課程)
平岡ひさよ先生(京都大学大学院文学研究科非常勤講師)
村田隆志先生(大阪国際大学国際教養学部教授)
伊藤豊先生(山形大学人文社会科学部教授)
芹生春菜先生(東京藝術大学未来創造継承センター大学史史料室)
大変興味深い内容の研究発表で、熱心な質疑応答が行われました。大会には、山口静一先生から若い学生さんたちまで、多くの参加者で大変有意義な大会であったと思います。
その後、今年の第3回日本フェノロサ学会学会賞の授賞式が行われました。
フェノロサ賞が橘しづゑさん(博士(人間文化科学))、ビゲロー賞が外川昌彦先生(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)です。(授賞内容などの詳細は「学会賞」のコンテンツでお読みください)
授賞式に引き続き、お二人の授賞者講演が行われました。
授賞記念講演をする橘しづゑさん(博士(人間文化科学))
授賞記念講演をする外川昌彦先生(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
滋野敬宣副会長の閉会の挨拶
その後、場所を移して、懇親会を大隈ガーデンハウスにて開催し、授賞者を囲んで和やかに美味しい食事を楽しみました。
2日目はエクスカーションを行いました。岡部会長のご案内で谷中周辺を散策いたしました。
日暮里駅からスタートし、経王寺を経由して台東区立岡倉天心記念公園(岡倉天心邸宅兼日本美術院跡)を見学後、長安寺の狩野芳崖墓にお参りいたしました。谷中霊園では横山大観、外山正一、菊池容齋らのお墓をめぐっております。昼食後は朝倉彫塑館での作品鑑賞で締めくくりです。小雨降る中での散策となりましたが、充実した内容となりました。
今回、岡部会長と奥様には心づくしのご歓待をいただきました。また、ご参加いただきました皆様、長時間ありがとうございました。
来年の年次大会は2025年9月に大津で開催予定です。