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市民向け講座(大津市歴史博物館)のご案内(2024年度)

● 2025-01-20

 2024年度大津市歴史博物館と日本フェノロサ学会共同開催の市民向け講座は以下の通りとなります。

■2025年2月1日(土) 14:00~15:30
「岡倉天心とインドー反響するアジア美術史観」
 大津歴博・フェノロサ学会共同開催
講師:外川昌彦氏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 教授)
概要:近代の日本美術復興運動を指導した岡倉天心は、美校騒動で野に下るが、1902年のインド訪問を経て刊行された『東洋の理想』(1903年)などの英文著作で国際的に注目される。
 本講演は、その岡倉の活動の転機をなすインド滞在の経緯を、近代インドの宗教改革者スワーミー・ヴィヴェーカーナンダとの交流を通して検証する。
これまで謎とされてきた岡倉のインド体験の意味を、日印の知識人の交流を通して明らかにする。

■2025年3月22日(土) 14:00~15:30
「東京美術学校における「斐諾洛薩(フェノロサ)先生碑」の建立を巡って」
 大津歴博・フェノロサ学会共同開催
講師:芹生春菜氏(東京藝術大学未来創造継承センター 学術インストラクター)
概要:アーネスト・フェノロサ(1853-1908)は明治初期にいち早く日本美術の価値を認め、研究、教育、保護に多くの足跡を残しました。また仏教に帰依し、園城寺法明院に墓所が営まれたことでも知られます。一方、自ら創立に尽力した東京美術学校(現東京藝術大学)では十三回忌にあたる1920(大正9)年に顕彰碑が建てられ、今も当時の姿をとどめています。本講座では同時代の校内文書を読み解きながら、その建立経緯や顕彰活動に関わる人々についてご紹介します。

奮ってご参加ください。
参加申込は、大津市歴史博物館まで直接お願いします。


 

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