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2019年度大津歴史博物館市民講座について

● 2019-05-20
2019年度の大津市歴史博物館市民講座は以下の通りです。

講演者:新潟市會津八一記念館 主査学芸員 喜嶋 奈津代
講座日:2019(令和元)年9月7日(土)
講座タイトル:古都礼賛 〜會津八一が「酷愛」した奈良大和路の美〜

 會津八一(1881-1956)は新潟出身の歌人・書家・美術史学者として多方面に業績を残した文人です。會津は生涯で35回以上奈良を訪れました。特に大和路の風光や御仏の美に魅了され、その感動を美術史学者の眼差しで‘奈良歌’を歌い上げます。さらには、総ひらがなによる分かち書きいう、會津独自の書のスタイルを確立しました。奈良県内には、會津の自詠自筆の歌碑が20基建立されています。講座では、フェノロサ、岡倉天心などの會津の先達者が再発見した古都の美の背景を踏まえ、奈良大和路を酷愛した會津の芸術の特質について紹介します。


講演者:新潟市會津八一記念館 学芸員 湯淺健次郎
講座日:2019(令和元)年年9月21日(土)
講座タイトル:古美術写真の革命と會津八一

 フェノロサの文化財保護や啓蒙活動は、後世の人々に多大なる影響を与えていますが、會津八一(1881~1956)もその業績に触発された一人です。書家・歌人・東洋美術史家など多分野で活躍した八一は、あまり知られていませんが、古美術写真の監修者としても活躍しています。黎明期の古美術写真と、八一が行った監修を比較しながら、彼の文化財への理解の姿勢を紹介します。


 

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